From :久保昌也
■前回までの話から、就職先や仕事の選択が、あなたにとっていかに重要であるのかを、知っていただけたのではないかと思います。
とすれば、次に知るべきことは、
その重要な「就職先や仕事の選択」をどうすれば良いか?
ですね。
選択するには、その“基準”が重要です。
そこで今回、私はあなたに、就職先や仕事の“選択基準”をお伝えしたいと思います。
■まず、結論をお話します。
キーワードは、「No.1」。
会社の“選択基準”は、次の2つです。
【1】会社が、その業界やその地域で「No.1」であるか否か。
【2】その会社の中で、将来、あなた自身が「No.1」になれるか否か。
■では、これからそれぞれについて、具体的に説明しますね。
【1】“会社が、その業界やその地域で「No.1」であるか否か。”について
あなたが定年まで勤めようと思っていても、会社が潰れてしまっては困ります。
逆に年数を重ねるごとに繁栄していく会社であって欲しいですよね。
将来、潰れてしまう会社か、繁栄する会社か。
その判断は実は、現時点での会社の大きさだけではわかりません。
その判断基準こそが、「No.1」であるか否かです。
「No.1」の会社は、業績は安定し、さらに繁栄していくことができます。
そうではない2位以下の会社は、業績は(良い時もあるかもしれませんが)不安定で、あなたが定年を迎えるまで潰れない確率はかなり下がると言わざるを得ません。
ところで何故、「No.1」の会社は、業績は安定し、さらに繁栄していくのでしょうか?
その理由を挙げます。
1. 「No.1」を目指し努力した結果、「No.1」になるだけの商品力・技術
力などが蓄積される。
2. 「No.1」の知名度によって、宣伝しなくてもお客様に知ってもらえ、安心され、お客様が増え、売上に繋がる。結果として、費用を抑えながら売上が上がり利益が増える。
3. お客様が増え、実績が増えることで、さらに「No.1」としての知名度
が上がり、商品力・技術力が向上し、さらにお客様が増える、という将来に渡っての好循環が生まれる。
「No.1」の知名度について、よく用いられる例えがあります。
「日本で1番高い山は?」と聞かれたら誰もが「富士山」と答えることができるのに、「では2番目に高い山は?」と聞かれると答えられない、というものです。
聞き飽きた例えかもしれませんが、大切な真理だと思います。
ただ、“「No.1」の会社”というと、CMでよく見る大企業を連想して、尻込みしてしまうかもしれませんね。
でも安心してください。
ここで興味深いのは、この「No.1」に関する判断の際、“会社の大きさ自体は関係がない”ということです。
誰もが知っている従業員何万人という大きな会社であっても、その業界で「No.1」でなければ、やはり業績は不安定で、将来も安心できるとは限りません。
逆に会社の規模は小さくても、“「No.1」の会社”はいくらでもあります。
この商品では「No.1」、この地域では「No.1」、という会社です。
例えば氷見市で「No.1」であれば、十分その「No.1」効果を得ることができるのです。
【2】“その会社の中で、将来、あなた自身が「No.1」になれるか否か。”について
「No.1」効果は、あなた自身にも影響を与えます。
たとえ会社が「No.1」であっても、あなたがいずれその会社の中で「No.1」になれるかどうかも、とても大切です。
ただ、この場合の「No.1」について、会社の「No.1」つまり「社長を目指そう」とまで言っているわけではありません。
大志を抱くことは良い事ですが。
今、私が問いかけているのは、もう少し現実的な意味です。
将来、自分の職場で、「No.1」=リーダーとして頼られる存在になれるかどうか、ということです。
あなたと一緒に入社する同期のメンバーは、どんな人たちでしょうか?
あなたの高校出身の人たちは、現在、どんな立場になっているのでしょうか?
とても大切なことです。
きちんと調べてみてください。
そしてじっくりと考え、将来の自分の姿を想像してみてください。
あなたは、将来、職場の「No.1」として働いている自分を想像できますか?
■ここで私の経験をお話しますね。
私は昔々、高校受験に失敗し、第2志望の高校へ入学しました。
不合格を知った時はもちろんショックでした。
けれど、今思い返せば、第1志望の高校に入れなくて本当に良かったと思っています。
万一運よく合格していたら、私の学力では多分ずっと最下位あたりをウロウロする落ちこぼれになっていたと思います。
けれど、入学した第2志望の高校での私はと言えば、成績は割と上位の方になり、のびのびと勉強できました。
刺激し合える友人たちや、親身にフォローしてくださる先生方にも恵まれ、結果として大学受験では希望校に入学することができました。
■そんな経験から、私が好きなことわざがあります。
「鶏口(けいこう)となるも牛後(ぎゅうご)となるなかれ」です。
意味は「大きな団体で人のしりについているよりも、小さな団体でも頭 (かしら) になるほうがよい。」というものです。(引用:小学館 デジタル大辞泉)
大きな会社で、多くのライバルたちとの競争に勝ち残っていくのは大変です。
もちろん、自分の能力を過小評価し、萎縮する必要は全くありません。
それでも、自分を冷静に見つめ、“将来自分が「No.1」になれる職場”という“選択基準”を持つことはとても大切だと思います。
■今は65歳まで(もう少しすると70歳まで)、働ける社会になっています。
19歳で就職して65歳まで働くとすれば、47年間。
その職場、その仕事で、あなたは「No.1」を目指すことができるのでしょうか?
この場合、「No.1」という結果だけが重要なわけではありません。
“いつか「No.1」になる(なれる)”と思いながら、働く、努力すること自体に意味があります。
“いつか「No.1」になる(なれる)”と思うと、なんだかワクワクしてきませんか?
そのワクワクこそが、47年間仕事を続ける原動力です。
■もし「No.1」という言葉が、あなたにとって刺激が強すぎるのなら。
「No.1」を「頼られる存在」という言葉に、言い換えてみても良いと思います。
長年一生懸命仕事に取り組み、経験を積んだ結果、将来、あなたがその職場の仲間から「頼られる在」となる。
あなたの努力が、きちんと報われる職場。
そんな職場を、あなたは選ぶべきだと思います。
■長くなったので、最後に結論を繰り返します。
キーワードは、「No.1」。
私があなたに提案する会社の“選択基準”は、次の2つです。
【1】会社が、その業界やその地域で「No.1」であるか否か。
【2】その会社の中で、将来、あなた自身が「No.1」になれるか否か。
たった1度の人生。
その人生を、意義あるもの、幸せなものにするために。
「No.1」を目指すことは、あなたにとってどれだけ大切な意味を持つか、じっくりと想像し、考えてみて下さい。
■これで、私の話は終わりです。
私なりに、真剣に、一生懸命、話をさせてもらいました。
あなたが、良い会社、良い仕事に巡り合えることを願っています。
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